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東南アジア 常夏の国フィリピンの避暑地「タガイタイ」
リモンズの末次です。
フィリピンは、5月も半ばに入り非常に暑さが増してきています。本日の最高気温は35度.
同日の日本の気温が25度前後だそうなので、フィリピンの方が10度程も高いようですね。最近では、朝起きると身体中が汗でびっしょり。。。流石に気温35度というのは、暑いですね。
フィリピンに在住されている方の中にも、ここ最近の暑さには参っている方も多いのではないでしょうか。私の友人も「夏バテ気味かも。。」と少し疲れ気味の様子でした。
しかし、フィリピンはどこへ行っても暑いというわけではありません。フィリピンにも日本と同じように、「避暑地」があります。「タガイタイ(TAGAYTAY)」と呼ばれるその地域は、フィリピンの首都マニラの中心地であるマカティから南西に車とバスを使って、3時間ほどで辿り着くことができます。その南部にはタール湖と呼ばれる湖があり、その湖の中央には、世界最小級の火山「タール火山」があります。
今回は、「この暑さから逃れたい」「リフレッシュしたい」と考えられている方へ、フィリピンに在住しているからこそ分かる避暑地「タガイタイ」の楽しみ方をご紹介したいと思います。タガイタイの気温は、マカティの最高気温が35度の時に、30度程なのです。気温5度の差は非常に大きいですね。
フィリピンバス
フィリピン観光の際にバスに乗ったことはありますか?フィリピンの乗り物は、「不清潔」「危険」のようなイメージを持っていらっしゃる方もいるのではないでしょうか。私もそうでしたので、。日本の旅行番組でも、東南アジアに来たタレントさんたちはボロボロのバスの中でひどい揺れに耐えながら、目的地を目指していますよね。
ところが、最近のフィリピンバスはそのようなことはありません。エアコンも効いていますし、バスのフロント上部にはテレビもあるので、現地の方は長旅でも退屈はしないで済むようです。
私は現地の言語であるタガログ語が分からないので、テレビを見ることは諦めていましたが。。因みに、フィリピンのテレビでは、タガログ語と英語の放送があり、タクシーのラジオを聞いているとタガログ語と英語をミックスして話していました。これは、英語も公用語であるフィリピンならではですね。
タガイタイ行きのバスには、マカティより、車で南西に20分程のところにあるパサイ市のバスステーションから乗ることが出来き、バスステーションは非常に混雑していました。
バスのチケットを買うためにチケット売り場の前の列に並んでいると、列が一向に進みません。どうやら、窓口のスタッフの方がお弁当を食べているので、作業が捗っていないようでした。。フィリピンに住んでいるとこのようなことは日常茶飯事で、もうすっかり慣れてしまいました。これぞフィリピンあるあるです。
タガイタイまでのバスのチケットは80ペソ(160円)程でした。パサイのバスステーションから約2時間ほど掛かるというのに、この安さは驚きですね。1つ注意が必要なのは、フィリピンのバスは予約制ではないので、指定された席がありません。運が悪ければ2時間立ちっぱなしという可能性もありです。。
トゥクトゥク
トゥクトゥクと言えばタイを思い浮かべる方も多いかもしれません。ですが、フィリピンにもトゥクトゥクがあるんです。トゥクトゥクとは3〜4人用の3輪車の乗り物で、フロントガラスがあるバイクのようなものです。
タガイタイに着いて、バスを降りたら、すぐにトゥクトゥクの運転手の方達に「タール湖行くの?乗せて行ってあげるよ」と声を掛けられると思います。本当にすぐに声を掛けられますよ。バスを降りきる前には、「タール火山」という声が聞こえて来ましたので。
トゥクトゥクの乗り心地は非常に快適で、タガイタイの澄み切った空気を感じながらフィリピンの避暑地を観光できます。また、私は現地に行って、初めて分かったのですが、タガイタイでは、タクシー配車アプリ「Grab」が使えないのです。まさか「Grabが対応していないエリア」が存在するなんて、考えてもみませんでした。これには、愕然としました。それほどに、私は、Grabに頼りきりの生活をしていたのです。。
なので、私がタガイタイを訪れた時は、トゥクトゥクを使うことにしました。そこで、注意点が一つあります。それは「ぼったくり」です。観光客を狙った「ぼったくり」は非常に多いので、お気を付けください。トゥクトゥクを利用する前に、先にお金は支払らわずにしっかりご自身が向かうルートとその運賃をお確かめ下さい。
スターバックス
タガイタイに行かれたら、タール湖周辺にあるスターバックスにぜひ、行かれてみてください。
「え?スターバックス?そんなもの日本にもあるよ」と思われた方もいらっしゃるでしょう。しかし、こちらのスターバックス、普通のスターバックスとは、訳が違います。その理由は、下記の写真をご覧になって頂ければお分かりになるかと思います。
この見晴らしの良い、素晴らしい景色を見た瞬間、気付いた時にはスマホを湖の方へ向けて、「カシャッ!」と写真を取っていました。この景色を見たら、バスに2時間乗って来た甲斐があったと本当に思います。それほどに、雄大で、美しいです。
このスターバックスは斜面に建てられていることによって周りを遮るものはなく、そのおかげでタール湖の景色を一望することができます。また、テラスも広々と設けられているために、この景色とこの涼やかな気候を感じながら、大都会の喧騒を忘れることができます。
この店を訪れたお客さん達は時間を忘れて、のんびりと会話を楽しんでいました。「このスターバックスが自宅の近くにあれば、毎日通うのに。。」と本当に思います。
タール火山
タール火山は、タール湖の中央に位置する小さな火山で、この火山は「世界最小の火山」と呼ばれています。フィリピンの「ローカル」を楽しみたい方、「冒険」が好きな方はぜひ訪れみて下さい。
私がタール火山を訪れた時は、トゥクトゥクに乗って船着場に行きました。大体、バス停からトゥクトゥクで30分ほどでしょうか。料金は、300ペソ(600円)程で、フィリピンの運賃相場から行ったら、少し割高感がありますね。。いわゆる「観光地価格」といったところでしょうか。
現地のドライバーの方は非常に気さくな方が多いのでぜび、トゥクトゥクを利用した際には、ドライバーの方と積極的に話してみると、現地の事など教えてくれるので楽しいですよ。
船着き場からタール火山へはボート1台3000ペソ(6000円)を支払い20分程で到着。ボートの価格は島全体で決まっているそうですが、日本人からしても高く感じました。。。そして乗るボートを見て、「沈まないよね」と考えたのは、私だけではないはず。。しかし、ご安心下さい、無事にタール火山まで送り届けてくれました。
タール火山に到着した時に現地の方が最初に教えてくれたのが、下記の写真の「スターバックス」です。。スターバックスの真似をする気があるのか、ないのかは置いておきましょう。
タール火山では、頂上まで登山する前に、歩いていくか、または、馬に乗っていくかを選ぶことができます。馬で登山できるなんて、貴重な機会だと思いませんか。記念に試してみるのも面白いのではないでしょうか。利用料は500ペソ(1000円)です。私がタール火山を訪れた日は、乗馬していた人の数は、観光客の半分ぐらいでした。
登山道は、中々険しいので、体力に自信のない方は、馬を利用した方が良いかもしれません。と言いましても、乗馬することもそんなに楽ではありませんでした。乗馬って意外と難しいですね。頂上へは馬に揺られながら、30分ほどでたどり着くことができます。馬に乗って登山なんて、なんだか冒険しているみたいでワクワクしますよ。
タール火山の頂上からはタガイタイの街並みを一望できます。タガイタイは非常に緑豊かで美しい街で、私が「世界最小の火山」から見た景色は、雄大で、絶景でした。少し高めだと思った料金に十分に相応する景色と時間を過ごせました!
タガイタイでは、「休日はゆっくり」したい方は、カフェへ、「休日だからこそアクティブに」過ごしたい方はぜひ、タール火山に行かれてみて下さい。どちらのタイプの方でも楽しめることが、タガイタイの魅力ではないでしょうか。
涼しい気候なので、フィリピンの暑さに疲れ気味の方には、うってつけのエリアだと思います。マカティからでも日帰りできる距離なので、気軽にタガイタイを訪れて、フィリピンの「涼」を感じてみてはいかがですか。
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