こんにちは、 リモンズの末次です。

先日5/8、フィリピンのUTグループは、フィリピン政府が加糖飲料に対する増税したことを受けて、健康飲料事業を拡大すると発表しました。2017年12月にフィリピン政府は新たな税制改革を行い、一般的な甘味飲料には、1リットル当たり6ペソ、 高甘味料飲料には、1リットル当たり12ペソの税金「砂糖税」を課しています。一方、アメリカでは「ソーダ税」という炭酸飲料にかかる税金が導入されている州があります。確かにアメリカ人というと、具たっぷりのピザとコーラのイメージで、大きな体をされている方をよく連想されますよね。

他の東南アジアの国を見て見るとすでに導入されている国があるようです。例えば、タイですと2017年の9月に「砂糖税」を導入しています。こちらでは、最大で、20%にもなるとのことです。

この背景には、国民の糖分の取りすぎによる肥満や生活習慣病の増加がもたらす、保険料の増大を防ぎたい政府の狙いがあるとのこと。確かに、フィリピンで暮らしていると、 街中で見る露店では甘いお菓子が沢山売られていて、フィリピンの方は甘いものが好きなんだなあと思うことがよくありますし、加えて、フィリピンの食事は味の濃い食べ物が多いように感じます。

そこで、今回はフィリピンに暮らしているからこそ分かる、フィリピンの食事事情をご紹介したいと思います。

甘党なフィリピン人

本当に、フィリピンの方は甘い飲み物が大好きなんだと感じます。飲み物だけじゃなくて、食べ物全般的に甘いです..地元のレストランに行くと、パスタも甘いことも!それに、フィリピンで外食すると大体はセットでコーラがついて来ます。コーラも美味しいですけど、毎回食事に付いてくると健康が心配ですよね。フィリピンのレストランでは、お肉メインの食事が多く、野菜が少なめ、実際、私自身も野菜不足やミネラル不足で足がツルことがありました。。

他の現地で暮らす日本人の方でも、「意識して野菜を摂らないと健康が心配」といった声も聞こえて来ます。フィリピンで外食すると、細かく刻んだ豚肉と玉ねぎを炒めた料理「SISIG（シシグ）」やフィリピンのローストチキンである「INASAL（イナサル）」のお店が人気ですので、ここで、ご紹介したいと思います。

SISIG（シシグ）

フィリピンに来たことがある方で、シシグを食べたことがない方はいないんじゃないか、というぐらいあらゆるフィリピンのレストランで食べることができます。（寧ろ、食べていただくことをお勧めします！私は週４くらいで食べています。シシグはフィリピン流の肉野菜炒めで、細かく切った、玉ねぎや豚肉を一緒に炒めたものです。醤油ベースの味付けで日本人には馴染みやすいと思いますよ。

イナサル（INASAL）

イナサルとはフィリピンのローストチキンと言ったところでしょうか。イナサルで有名なフィリピンのチェーン店に「INASAL（イナサル）」があります。イナサルをこのお店の名前だとお考えの方も多いのではないでしょうか。実を言うと料理の名前なんです。

いつも大変に人気で、どこのお店もいつも大盛況です。だいたい、200〜300円ほどで食事ができ、セット内容によっては、ご飯のおかわり無料という「フードファイター」にはもってこいのお店ですね。因みに、このセットを頼みたい方は、「UNLIMITED（アンリミテッド）」と店員さんに伝えれば、プラス20ペソ（50円ほど）で、ご飯が食べ放題です。イナサルでも、そうですがフィリピンでは、よくスープが無料で付いて来ます。イナサルで頂ける無料のスープはシニガンというものでが、非常に酸っぱいです。。初めて頼んだ人は、ビックリするかもしれません。。

現地フィリピンでも健康志向が高まっている！？

先日、偶然にレストランで知り合った、フィリピンの現地の方は「私は日本食が好きだね、非常に健康的で良い。私はできるだけ、野菜を取るように心がけているよ」と現地の方も健康的な食事を心がけているようです。5/10フィリピンの新聞記事では「ケトダイエット」を大きく取り上げていました。これは、摂取する炭水化物の量を極力減らすダイエット法だそうです。お米中心の食事のフィリピンでは、大変な試みです。やっぱり、白米とフィリピン料理の組み合わせは抜群ですから！日本人としても白米は切っても切れない存在ですよね？

このように、フィリピンでは、徐々に健康志向が高まっているようです。「砂糖税」の導入を機に、日本と同じようにフィリピンでも、健康ブームが訪れるかもしれません。今後フィリピンの普段の食事でももっと、簡単に野菜がとれるようになるといいですね。UTグループの健康飲料事業拡大を受けて、フィリピンでも健康志向ブームが起きることを期待しましょう。